クリスマス前の旅行から帰ってきた翌日か翌々日、夫が犬の口の中が腫れているのを見つけました。
うちにはやや大きめの中型犬程度の犬が2匹おり、1匹はラブラドール、もう1匹はボーダーコリーに似ていないこともない雑種で、口に異常があったのはラブラドールです。
このラブは6歳の牡。血統書がついているわけでもない、まあ両親もラブラドールのようだしまあラブラドールかな、という適当な犬ですが、それでもやっぱり雑種よりは弱いのか、よく病院のお世話になります。主に拾い食いでお腹を壊したせいですが。つないでいても一瞬のうちに何かを拾って食べてしまうんです。
でも今回は拾い食いのせいではなさそう。歯ぐきの横にかたまりのようなものができています。歯の手入れとかをふだんしていないところに持ってきて、旅行疲れで故障が出たんじゃないでしょうか。
うちの犬はあまり大きくありませんが、ラブラドールといえば大型犬。7歳からは高齢になるらしいですから、うちのももう若くありません。
私は冷たくも「放っておけば治るんじゃないかなー」と言いましたが、夫は獣医に連れて行きたいらしい。でもいつも行く国立大学の診療所の電話がつながりません。結局、獣医になる勉強をしている夫の甥を呼びました。
彼は22か23くらいで、まだ大学は卒業していませんが、既に民間の動物病院で仕事をしているようです。初めて会ったときは小学生だった彼がかっこいいお医者さんになっててびっくりです。
「取り除くなら手術をした方がいいかも」という彼。国立大学は国立だし、診療所は学生の学習用でもあるので安いんですが、この甥っ子の勤めている病院は民間なのでたぶん安くない。ペット用の保険は最近コロンビアでもときどき見かけるようになりましたが、うちではかけていません。ちなみに彼自身は国立大学の出身ではありません(というかまだ学生ですが)。
国立大学の電話は依然としてつながらないので、夫は甥の勤めている病院に行くことに決めました。すぐアポイントを取って、翌々日くらいに病院へ。
私はもう1匹の犬と一緒に留守番していました。なかなか帰ってこないので途中で電話してみたら、けっこう丁寧な検査とかがあり、その後麻酔をかけているので時間がかかっているとのこと。
でもなんとか、その日の夕方には帰ってきました。入院する必要がなくて助かりました。犬のためにも、お金のためにも。結局、費用は27万ペソくらいかかったようです。国立だったら半分くらいかも。でも夫自身はサービスには満足していたのでいいでしょう。
とはいえ、「獣医っていい商売だな」などと言ってました。しかし獣医も経済的に高レベルになると顧客にマフィア系の人が増え、トラブルがあったり、身の危険を感じたりすることもあるようで、おいしい話ばかりではありません。
大変でしたね。コロンビアでも動物病院は高いんですね。昔、私の犬は家の中で飼わず外に犬小屋を置いて飼っていましたが丈夫でした(笑)
返信削除経済的なレベルアップで顧客がマフィアに繋がるというのがいかにもコロンビア的というか・・・
マフィアじゃ失敗は許されないんでしょうね。甥ごさんに頑張ってもらって安く診てもらえるようになるといいですね。
私の実家でも、犬はいつも外飼いで、私が高校生の頃までは食事も人の残り物をやっていましたが、丈夫でしたね。
返信削除予防注射は公民館とかのに行くし、獣医なんて本当にめったにかかりませんでした。
コロンビアでは人よりお金持ちになったり、目立ったりすると誘拐などの標的になりやすいこともあり、日本的な「出る杭は打たれる」のとは全く別の、差し迫った危険があります。
甥も自分で開業できるようになるとありがたいんですけど、その道のりは遠そうです。
もうひとり、彼と同年代の姪も同じところで獣医の勉強をしていたはずですが、こちらは活動家系というか、全く別の道を進みそうで、それはそれでおもしろいです。