2010年1月5日火曜日

ボゴタに戻る

最終日も少しゆっくり目に宿を出ました。ホテルの最寄りの町であるサン・ヒル(San Gil)は車で通りすぎただけですが、町の中はやはりコロニアル風の建物をたくさん残していて、ボゴタに比べると異国情緒のようなものを感じます。

また、コロンビア内陸部には多いですが、町全体が山の中にあるため、坂の途中の町といったおもむきです。

このあたりではタバコが主産業であるらしく、サン・ヒルからバリチャラに抜ける途中に大きなタバコ工場がありました。タバコを吸わないのでよく知らないのですが、外国メーカーらしいタバコのロゴが描かれていたところを見ると、店先でよく見かけるこういったタバコの多くがここで生産されているようです。

工場のそばを抜けるときにはタバコの(煙ではなく)匂いがしました。周辺農家ではタバコの栽培も行われているようです。自分は吸わないし、コロンビアに来ると周囲にも数人がほとんどいません。世界的にタバコを減らそうという動きが大きいですが、そうなるとここでは仕事を失う人も多いだろうと思うと複雑な気持ちになります。

宿の夕食は普通の主菜と付け合わせのポテトやサラダという感じの食事ばかりだったので(エスペシアルまたはアラカルタと呼ばれるもの)最後の昼食くらいはサンタンデールならではという感じの食事にしたかったのですが、思ったよりも早くサンタンデールを抜けてしまったのでそれは叶いませんでした。

途中、街道筋でチーズを売っている店や果物を売っている店に止まって、買い物がてら小休憩。オレンジを買った店ではハチミツも売っていて、きれいだし新鮮そうなのでつい買いましたが、帰ってから一晩たったらもう固くなりはじめていてショックでした。そういえばボゴタは特に夜、気温が低いのでハチミツがすぐ固まってしまい、ふだんは口の広いビンのものを買うように気を付けていたのでした。たまにしか買わないのですっかり忘れていたこともあったんですが、そもそも買った場所では口の広いビンでは売っていませんでした。

だんだん気温も低くなり、昼食はほとんどボヤカの首都近くの町で。街道筋の小ぎれいなレストランではやはりエスペシアルしかないようだったので、町の中に入りました。アルモハバナ(チーズパンのようなもの?)の産地だったようです。

町の食堂は本当に近所の人の来るような場所で、普通のメニューでよかったです。エスペシアルの困ったところは主菜の肉または魚がむやみに多い上に野菜が少なく、それでいて高いところなのです。

鶏肉がおいしかったので肉屋があったら買って帰ろうと思いましたが、見つかりませんでした。

ボゴタには午後5時前くらい、まだ明るい時間に着きました。夫がカレフールで給油したいと言い、そういえばこの日は24日、翌日は店がすべて休みなので食料を買っておかなくては、と、ついでにカレフールで買い物。

ボゴタですべての店が休みになる日は多くなく、クリスマスと1月1日、セマナ・サンタ(復活祭)くらい。特にクリスマス前のスーパーは混むので24日にスーパーに行くのはよそうといつも思うんですが、段取りが悪くて毎年のように24日にはスーパーに行く羽目に。もっともこの日は、時間もそれほど遅くなかったせいかそんなに混んでいませんでした。

暑いところから戻ってくるとちょっと寂しい寒いボゴタですが、犬たちはこの辺の生まれなのでこれが正常。ほっとしたようです。

2 件のコメント:

  1. 旅に出ると楽しみの一つはその土地の美味しいものを食べることですが、車での時は食べる時間と通過する場所がぴったり合わないことが難しいですよね。
    それにしても寒暖の差が大きいのですね。

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  2. 小さい町を見た時にちょっと町の中に入ってみると地元の食堂なんかもいろいろあると思うんですが、犬連れはやはりネックです。車を止めて、犬もそれなりに快適に(暑いところだと車を止めて閉めきったりできないですし)、と思うと町なかの食堂は難しいです。
    帰りに昼を食べたところはさほど建物が混んだところではなく、また寒かったので幸いでした。
    1日の間に暑いところと寒いところを往復できるので、なれないとすぐ体調を崩してしまいます。

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