朝、2匹の犬を散歩させていたら若い男性が歩いてきて、
"¿Ambos son perros?"
と尋ねました。日本語にそのまま訳すなら「それ、どっちも犬?」
見りゃわかるだろ。という感じですが、私もだてに6年間犬を飼っていません。彼は両方が牡かどうかを知りたかったのです。知ってどうするのかという疑問は残りますが。
犬は普通に言うなら perro ですが、牝は perra と言います。perra には英語で言う bitch のような下品な意味もあるせいか、特に女性は perrita ということも多いようです。
話は変わりますが、ラナとはカエルのこと。ずっと昔、日本で「宇宙船サジタリウス」というアニメを放送してて、カエル型のキャラクターの名前がラナでした。原作小説がイタリアなので、やっぱりイタリア語でもカエルはラナなんじゃないかと思います。男性キャラなのになぜ女性のような名前なのかという疑問が解けました。
最近の国内のヒットドラマに El cartel de los sapos というのがあるんですが、この本の表紙にカエルが描かれていました。
夫に「ラナとサポってどう違うの?」と聞いてみたところ、「ラナがメスでサポがオスだよ」という答え。
……そうですか。
「ラナはラノって言わないしね。サポもサパと……いや、これは言うかな」最初は自信満々だったのにだんだん声が小さくなっていく夫。
西和辞典を見たらラナがカエルでサポはヒキガエルと書かれていましたが。最初から辞書引けって感じですが、ただ、スペイン語の辞書は国ごとの細かいニュアンスが反映されていないことが多いので、ごくおおまかな部分でしか参考にならないのです。スペイン語によるスペイン語辞書にしても、国ごとに編纂されていることはまれで、その国固有の表現などはなかなか見つかりません。
El cartel de los sapos はマフィアに関するドラマらしく、レギュラーも男性主体のようなので、この sapo はヒキガエルというよりはやはり男性性を意識して使われた言葉なのかも。
コロンビアではカピバラをチグイロと呼びます。お菓子に付いてくる図鑑シールみたいなのを見ていたら、チグイロとカピバラが併記されていました。夫にこの2つの違いを聞いたら「メスがカピバラだよ」と言いそうな気がしますが、実際のところはどうなんでしょう。
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