2009年11月28日土曜日

クリスマスはアンチェタの季節

以前もどこかで書いたような気がするのですが、「アンチェタあります」という貼り紙を見かけるとクリスマスが近いことを実感します。

アンチェタとは、さまざまな物を詰め合わせてプレゼントっぽく包装したもの。日本の果物かごのような、バスケットに入っていることが多いです。

内容は店によって違い、近所の小型スーパーならそれこそ本当にふだん使いの、ケチャップとかパスタとか缶詰とかが詰め合わされています。バスケットがセロファンみたいなもので覆われているだけなので、中身はすぐにわかります。

高級スーパーに行くと高級ワインとチーズ、ハムの詰め合わせなんかもあります。

これは見た目の通り、クリスマスの贈り物に使われるものです。日本のお歳暮にも似ていますが、最も違うのは、ふつう、目上の人から贈られるという点でしょう。会社から社員に贈られるケースもあるようです。

うちではほとんどもらったこともあげたこともありませんが、毎年クリスマスになると店にたくさん並んでいるので、多くの人がやり取りしているものと思われます。比較的裕福な人から比較的貧しい人へ、クリスマスくらいはせめて食べ物の心配なく過ごせるように、というような慣習でしょうか。これを見るといつも、「若草物語」のクリスマスの朝、姉妹たちが近所の家に朝食を持っていく場面を思い出すのです。

4 件のコメント:

  1. 和訳するとどういう意味なんでしょうかね?ancheta。
    調べると「ささやかなもの」、反意語として「商品、営利事業」とは出て来たので(合っているなら)ニュアンスは判るのですが。単純にいうならregaloってことなんでしょうか。クリスチャンの習慣?それともコロンビアだけ?

    こちらでは続々とナビダに向けての帰国が始まりました。
    お金のある人だけですが。

    返信削除
  2. よくわからないんですが、ぐぐって出るのはコロンビアのものばかりみたいです(少なくとも最初の方は。イメージ検索するといくつか出てきます)。

    他の国にも同じような物があって、呼び方が違ったりするのかもしれません。

    返信削除
  3. 日本でもanchetaをやれば、はやるような気もしますが。それに目上の人が・・・という点が気に入りました。本当に若草物語のシーを思い出しました。日本でもクリスマスの飾り付けが始りましたよ。最近はエコで赤いランプはあまり使わず発光ダイオードーの青色の電飾が中心です。綺麗ですが寒いのになお寒く感じてしまいます(笑)そちらは暖かいクリスマスですね。

    返信削除
  4. やはり、目上の人からというのはキリスト教精神という感じでしょうか。

    日本は寒いでしょうね。こちらは昼間などはけっこう暑いくらいになるのに、なぜか雪のディスプレイがしてあったりしてますます暑苦しいです。

    返信削除