ラテンアメリカンアイドルは先週、10人の出場者が8人に減らされるところでした。なぜ2人減るかというと、本選出場者(ファイナリスト。スペイン語ではフィナリスタ)は基本10人なんですが、予選の最後にいつも「今日はびっくりなお知らせがあります」と言ってファイナリストが2人増やされるんですね。毎シーズンこうなので全然びっくりじゃありません。でも本選の回数は増やせないらしく、最初の方で落ちる人が増えます。これって出場者にとってお得感はあるんでしょうか。
今回、パラグアイのタニアは審査員のジョン・セカーダ(キューバ人歌手)に「sazon が足りんよ」みたいなことを言われてました。
その後歌ったドミニカのマルタには「sazon があるというのはこういうことだ」と。
sazon を辞書で引くと、「成熟(した状態)」「味」「時機」などと書かれています。うーん、なんとなく言いたいことはわかるんだけどどういう日本語になるかわかりません。「円熟味」ということでしょうか。ただ、マルタは18歳なので「円熟」と言ってしまうと少し違う気も。
マルタは今期、私のイチオシです。ルックスはイマイチかもしれないけど歌はうまい。オーディション番組の王道ですね。そのイマイチなルックスがだんだん垢抜けていくのも楽しい。
タニアはない。彼女の歌は本当に、歌詞と音程を追うだけでいっぱいっぱいという感じです。しかし人気はあるようで、その先週分でも落ちませんでした。
なぜ人気があるか。こちらの公式サイトをご覧ください。
http://www.myspace.com/latinamericanidol
タイトルから下に少しスクロールすると20人のファイナリスト(本選の前にもうひとつ、視聴者投票で複数落ちる予選があるので20人)の一覧がありますが、一番下の右から2人目、バービーみたいなのがタニアです。
結局顔か。ブラジルズ・ネクスト・トップモデルとかメキシコズ・ネクスト・トップモデル(という番組があるんです。ほんとに)に出た方がよさそうな。というかもう少し年を取ったら実際に出るんじゃないかと思います。たしかこの子はまだ十代なので。そのモデル系番組が何歳から出られるものか知りませんが。
顔がいいのは全然かまわないんですけど、歌もうまくないと困る。そういう番組なんだから。
今週落ちた2人のうち1人はコロンビアのオスバルドでした。この子、去年もこのあたりで落ちてます。何回でも応募できるのか回数制限があるのかはわかりませんが、彼は彼でもう諦めた方がいいと思う。歌も顔も悪くないので、たぶん視聴者層の好みと合わないんだと思うんですよね。コロンビアのオーディション番組に出ないのは何かこだわりがあるのか、既に落ちたあとか。
彼の顔にはなんか味があります。日本の大衆演劇の女形系の顔。日本人よりは多少彫りが深いと思いますが。目付きとか、年を取ったら ネストール・セラノ みたいになるんじゃないかと思います。それくらい年を取った方が個人的には好みですが、彼本人にはどうでもいいと思います。
2009年10月27日火曜日
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先日パソコンでスペインのテレビでやはり歌謡コンテストみたいなのをやってるのを見ました。出場者も玄人はだしで、着ている衣装も半端じゃなく、なりきったそのアクションが
返信削除見事。審査員から点数を貰っているのですが、視聴者からの電話の数もあとで点数になるというものでした。
日本のNHKののど自慢大会の素人丸出しは可愛いものだと思いました(笑)コロンビアは若者が多いですね!コロンビアのことが分かって楽しいブログです。
andaluza
andalusa さん、コメントありがとうございます。ラテンの人はアクションなどがいちいち派手だし、自己主張もちゃんとするし、見ていてなかなかおもしろいです。
返信削除コロンビアの日常生活のことももっと書いていきますね。