2009年10月24日土曜日

コロンビアのエンパナーダ

昨日ちょっと書いたエンパナーダですが、ご存じの方も多いと思う南米料理です。小麦粉で作った皮で挽肉などを包んで揚げた、大きめの揚げ餃子みたいな? 私が知っているのはコロンビアのものだけですが、コロンビアでは主に牛肉のもの(挽肉はこれ)と鶏肉のものがあります。

最近はお米も一緒に入っているものも多いです。何年か前まで、近所にお手製のエンパナーダを出す店があり、そこは安いし、具もソースもいろいろあってよかったんですが、調理人兼店主のおばさんが身体を壊してしまったそうで閉店されてしまいました。

具いろいろのエンパナーダには、ゆで卵、マッシュルーム、チーズなど、本当にいろいろなものが入っています(ひとつにすべてが入っているわけではありません)。

ソースと書きましたが、ボゴタのエンパナーダには基本的に普通の塩味くらいしか味がありません。店頭にアヒ(とうがらしのこと。からい)、マヨネーズ系、アボカド系などのソースが用意され、それをつけて食べるのが普通です。

パン屋にもよく売っています。また、チョリソやアレパなんかを置いたコロンビアで言うファーストフード(comidas rapidas)の店にもありますが、こういう店のは冷凍品をあたためたのが多い感じでやや不満。それも店によってはそこそこおいしいですが。

ぱっと見たファーストフードの店などで試しに食べるなら、牛肉の方が安全です。鶏肉は少し前に食中毒が出て問題になったのと、鶏肉の場合たいていは(丸ごと?)ゆでた肉を裂いたようなのが入っているんですが、中まで十分に火が通っていないことがたまにあり、それもまた食中毒の原因になる可能性があるからです。

値段は、住宅街のパン屋なんかで買うと 1000 ペソ以下ですが、ファーストフードの冷食品だと 1200 ペソ(うちの近所調べ)。町なかのショッピングセンター内にあるチェーン店だともっと高いんじゃないかと思います。ちなみにこれまで食べた中で最もまずかったエンパナーダは、大手スーパーのカルフール(コロンビアではカレフールと呼ぶ)のものでした。何年か前のことですが。

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