2010年4月19日月曜日

雨季の生活

コロンビアには季節が2つあります。乾季と雨季。元は3カ月おきに交代するものだったようで、例えば長期休暇のある12月あたりは乾季で休暇に適していたのですが、最近は崩れてきて、去年の12月も強い雨が毎日降る雨季のような時期がありました。

こういう季節なのはコロンビアがほとんど赤道直下にあるからです(ボゴタは北緯4度にあり、一応北半球)。

しかしボゴタは標高2600mにあるので常夏とはほど遠い気候です。

コロンビアには四季がないので雨季を「冬」と呼びますが、ボゴタの雨季は本当に寒くなります。もちろん日本などの冬ほどは寒くないにしても大半の家には暖房などないし、家によっては今も水シャワーなのでけっこう過酷なのです。うちは幸いお湯は出ますが。

熱帯の雨季なので朝晴れて午後降るのが基本。かなり強い雨が降ったりするので出かける用事はなるべく午前中に済ませるのが賢いですが、仕事やなんかだとそうも言っていられません。

ボゴタの道路は水はけが悪い。水はけが悪くて水がたまっていると余計に路面が傷んでますます水はけが悪くなるという悪循環。幹線道路でも平気で川のようになります。

最近の新聞で読んだんですが、場所によっては道が大きく陥没しています。これはある大学教授によると、大型の街路樹(もともとそこに生えていたものではない)木が地下の水を大量に吸い取り、地盤がもろくなったためだそう。

新聞はこの状態を「トボガン」(ソリの一種)と呼び、「場所によっては命の危険もある」と書きながら「市内の危険な場所TOP10(本当にTOP10と書いてある)」などというリストアップをしていたりして、なんというか、ノリノリである。

市内ではやはり貧しい地区に水害が出ています(ただし上記トボガンは裕福な地区の方が多い。街路樹が多いせいか)。さらに、国内の低い場所では山から水が流れてくるわけなので、当然これから水害も増えます。

降らなければ降らないで水不足、降れば降ったで水害。やはり自然とうまく付きあっていくのは難しい。

2 件のコメント:

  1. 本当にこの頃は寒いですね
    家には暖炉がありますが使い方がわからない
    私は冷え性なので靴下2枚重ねて履いています。
    すごく暑い乾季よりも 重ね着のこの頃が過ごし易いかも知れませね。雨季のおかげで 外出も遠のき 家の仕事も 
    今だと頑張っています。 トボガン! 車の運転には気をつけましょうね。 以前KOYOMADについて書きましたが 名前が 無名でした。申し訳ありません。

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  2. 暖炉がある家はいいなーと思うんですが、きっと使い方とか、後始末とか面倒なんでしょうね。
    友達(日本人)の家も使ってないと言ってました。
    私も雨季はストールを掛けてパソコンしていたりします。
    慣れてきたのか、数年前ほどは寒いと思わなくなりましたが。
    自分では車運転しないんですよ…(免許がない)。私は目が悪いので、しない方が安全かもしれません…。

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