2010年4月13日火曜日

医者の薬も信用できない

この前もらった虫下しの薬には3種類ありました。2日間飲む錠剤、すぐ飲んで、20日後にもう一度飲む液体。20日間飲むカプセルです。

どういう薬かわからないままとりあえず飲み続けましたが、10日くらいでお腹の調子が崩れてきたので、薬のせいではないかもしれないけど調べてみることに。強すぎる薬かもしれないですしね。オメプラゾールという薬です。

調べてみたら、これは胃かいようの薬でした。

……なぜこんな薬を飲まされてるんだろう……。

胃かいようの病歴もなければその診断も出てないし、そもそも問診と簡単な触診があっただけなんですよ。

これは「強力に胃酸の分泌をおさえます。難治性の潰瘍にも優れた効果を発揮します。」だそうです(参考元:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2329022.html)。

強力なんだ……。ただし用法は今回、1日1回20mgで合っています。

このページじゃなかったかな、「勝手に飲むのをやめてはいけません」と書いてあったんですが、そもそもこの薬を出された意味がわからないし、もう10日も飲んだのでとりあえず中止。

あとの2種類は間違いなく虫下しでしたが、液体の方がまたよくわからない。

回虫系の普通の寄生虫の虫下しです。錠剤の方はランブル鞭毛虫の薬でした。犬を飼ってる人には聞き覚えのある虫かも。うちの犬も数年前にこれを持ってることが発覚し、治療がいろいろ大変でした。輸血までされたり。

液体の虫下しですが、日本では液体ではないらしく、用量がはっきりしません。パモ酸ピランテルという薬で、体重1kgあたり10mgと書いてあるので私なら550とか600とかそのあたりだと思いますが、この液体は250mgです。まあ、多くなければOKか。

ただ、飲んだ瞬間にヤバい感じがしたのはこれで、液体らしく味は飲みやすいんですが、飲んだあとに口の中が痺れます。胃カメラを飲む前にのどを麻痺させる薬をもらいますが、あんな感じ。何が入っているのか。

20日後にもう一度というのは卵がいた時のためではないかと思います。

今回はとりあえず、保険会社の建物の中で買えて安かったので助かりました。

場合によっては保険会社が扱っていない薬が処方されることもあります。そういう時は町の薬局で買わないといけないし、もちろん保険もききません。

薬局はそこらにたくさんありますが、マイナーな薬は店によっては扱っていません。そもそも保険会社で買えないということはマイナーな確率も高いわけです。

一度、家の近くまで帰って薬が買えなかったら困ると思い、大通りのカレラ15(通りは広くないけど店はたくさんある)のチェーン店である薬を買ったらかなり高いものでした。

あとで追加が必要になったのでダメもとで近所の薬局に行ってその箱を見せ、この薬が欲しいと言ったらそこの店員が箱の値札に目を留めて、「これはジェネリックなのにこの値段は高すぎる」と言われました。実際、その近所の店だともっと安かった。ちっ。

その近所の店は小さい割にいろいろな薬を置いているし、取り寄せもしてくれるので(どこかよその店から取り寄せる。2~3時間で来ます)、今度からそこか Locatel で買おうと心に決めました(保険会社は別として)。

ロカテルは医療系スーパーみたいな店で、ちょっとホームセンターみたいなわくわく感があります。日本だとおそらく一般消費者向けの店には売っていない、チューブとか注射器なんかががさがさっと売ってたりして。

注射器は安いので常備しておくと便利。怪しい用途ではなく、実際に注射液を処方されて自分で注射する羽目になることもあるし(素人の場合、薬局か、知り合いの看護師などにやってもらった方が安全です)、犬に液体の何かを飲ませる時に使えます。犬に液体を飲ませる時は針を外します。

参考までに、ボゴタで処方薬を探していて町の薬局で扱っていないと言われた時は、Marley 病院の薬局に行けばまず見つかります(ここになければたぶんどこにもないですが、さすがにそういうのは処方しないはず)。

5 件のコメント:

  1. > これは胃かいようの薬でした。

    もしかすると、虫下しの薬の副作用を抑えるための薬では。一部の薬には「胃壁が荒れる」という副作用があるので、同時に胃壁を保護する薬を出す事があったと思います。もちろん、虫下しの薬がそれに該当するのか判らないし、「胃壁が荒れるのを防ぐ」のと「胃潰瘍を防ぐ」のも少しずれているので間違っているかもしれません。

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  2. ですかねー。たしかに日本でも、別の薬と一緒に「胃薬」を処方されることがありますね。
    ただ今回、虫下しの薬に比べてその胃かいようの薬の服用期間が長すぎるような。
    「胃の中に異物感があるんです」みたいなことを言ったので(そのようにちゃんと理解してもらったかどうか不明ですが)、胃酸の分泌を抑える薬を処方された可能性はあるかもしれません。
    でも日本のサイトでは「重い胃かいように処方される」と書かれていたので、どちらにしてもやりすぎのような気が……。

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  3. こんにちは。これを読んでどきりとしました。
     ひょっとした私がくだらない心配をかけて、胃をキリキリさせるのに貢献したのではないかと。。。
     それとも、やはり翻訳というのは、そういうプレッシャーがかかるものだとか。
     いずれにしても、私はできる限り薬に頼りたくないタイプなので、飲まなくてもすむなら、飲まない方がいいのではないかと、思ってしまいます。
           なるみさま、どうもすみませんね。。。

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  4. narumiさん、病弱ですね。
    生まれながらの持病ですか?
    メキシコで医者に行ったことと言えば歯医者ぐらい。
    薬と言えば仕事があってどうしても治さなきゃいけない時に風邪薬を飲むくらい。
    なのでなんのアドバイスもできませんが・・・
    お気をつけて。

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  5. >すぎさん
    いえとんでもない~。今回調子悪いのは、すぎさんとメールのやり取りをする前からですから。
    薬は飲まずに済むならほんとに飲まない方がいいと思うんですが、飲んで楽になると思うとつい飲んでしまう……でもコロンビアでは、薬が強すぎてかえってしんどいことがあるので、我慢する癖が付きました。

    >Takabrownさん
    持病は大人になってからのものです。
    でも大病はしないんだけど、子供の頃からちょこちょこ故障するんですよねー。
    ボゴタでは内科、胃腸科、婦人科、耳鼻科、眼科あたりを制覇してます。あ、外科も、もちろん歯科も行きました。
    手術も3回してるし、病院のことならおまかせ♪

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